3月10日~11日の週末に
静岡科学館る・く・るで行われた科学イベント「サイエンスピクニック」に
出展してきました!
ブース形式で、静岡の科学好きの個人や団体が展示やワークショップを行なっていて
我らがホールアースも「科学と環境教育連携プロジェクト」で作成した教材をお披露目しました。
今回のメインは地質区分の「木製パズル」を使ったワークショップ。
次々と子どもたちが訪れてパズルに引き寄せられていきます。
ひとしきり遊んだ後、
「じゃあ、この数字はなに?」
「このピースは何で分かれているの?」
次々と質問をしながら静岡のなりたちを紐解いていきます。
「伊豆半島って島だったんだ」
「南アルプスは昔海の底だったのが盛り上がったんだ」
その日はくしくも3.11地震発生の当日でした。
自分たちの土地がどんなふうに成り立ったのかを学ぶことが
自然と付き合う第一歩だと感じます。





(事務局:山川)
今週2回目の出前授業。
今回もジミー&ワッキーで土肥高校に伺いました。
天気は雨と風ともに強く、肌寒かったですが、
高校の先生に教わった土肥桜はもう咲いていました。
今回は2年生20名を対象にしての50分授業を2時間連続で
行います。
初めてのケースでしたが、1つ1つ丁寧に伝える形式で
授業を進めました。
1時間目
・静岡のジオラマを目と手で観察
・静岡で一番古い石は何年前選択クイズ
(200年、2千年、2万年・・・200億年)
・静岡県4つの石観察&クイズ
(塩酸実験、磁石実験)
2時間目
・クイズ答え発表
・静岡県地質区分による木製プレート
(組み立て競争)
・紙芝居「静岡のなりたち」
(木製パズルの順番と絡めて説明)
(伊豆・フィリピン海プレートが静岡に対する影響を紹介
→赤石山脈の隆起、富士山割れ目噴火)
・ワークシート完成
・質問Q&A
・アンケート記入
生徒達も元気で明るく、参加していただいた先生方からも
好評でした。
今回はわかりやすさ、丁寧さ、相方向がポイントでした。
もう少し噛み砕けば、この2時間の方式が中学生や
小学校高学年対象でもできる実感を持ちました。
(津田)

今日はジミーとワッキーで伊豆総合高校に出前授業に行ってきました。
富士宮はまだまだ寒いですが、伊豆では菜の花が開花していて、
春の匂いを感じました。
昨年に続き、今年も1年生が対象です。
椅子総合高校では2年生時にジオパークの学習を進めていく中での
今日の授業はその概要という位置づけです。
1年ぶりとなる訪問でしたが、校内に入ると昨年受講した2年生が、
私の事を覚えていてくれ、嬉しかったです。
先生と打ち合わせさせていただいたテーマとしては「静岡の中での伊豆」と
いうことで、50分の授業において、「静岡の4つの石」を導入として、
「地質区分による木製パズル」を組み立て、「静岡のなりたち」の
紙芝居で、伊豆の静岡県内での影響力の凄さを伝えました。
(赤石山脈の隆起、富士山割れ目噴火等)
授業(気付き)のポイントは下記のものでした。
・静岡県はエリアごとに岩石(地質)の特性がある。
・静岡は西部→中部→伊豆→東部の順に構成されてきた。
・静岡のなりたちでの時間スケール
・伊豆半島の生い立ち、本州に衝突後の影響
アンケートもいただいたので、今後この効果を検証していきたいと
思います。
(津田)
今回は2月3日・4日に実施されました「三井物産環境基金2011年度助成団体交流会」で
仙台に来ました。
「創造と連携-市民による東日本大震災からの復興」というテーマに於いて、
各団体の取り組みを聞き、今後に向けての動きが共有でき、アイディアも
もらえ、繋がりも沢山できました。
詳しくはワッキーの方から後日紹介してもらいます。
シンポジウムの後、東北大学大学院理学部教育研究支援部アウトリーチ支援室の
久利美和先生とお会いすることができました。
久利先生は研究の一つとして、自然現象をロールプレイングによる体験学習をしてみて、
自然現象について気づきを持ってもらうという活動を幼稚園や小学校の防災講演で
取り組まれております。
昨年の日本地球惑星科学連合の大会で繋がり、今回の訪問となりました。
久利先生の活動は私達インタープリターが実施するプログラムと重なるところが
とても多いので、協力をいただきながら、静岡版の自然現象ロールプレイングの
モデル授業を開発していきたいです。
打合せ後は多賀城まで足を伸ばし、百人一首で読まれた「末の松山」と
「沖の石」を見学してきました。
ちぎりきな かたみに袖を絞りつつ 末の松山 波こさじとは
わが袖は 潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし
「末の松山」と「沖の石」の位置関係(距離)は数十メートル程で、
思ってたよりも近かったです。松は高台にしっかり根付いて立派でした。
標高も沖の石より高いです。
地元の方曰く、今回の津波でも「沖の石」は波を被り、
手すりの柵などが被害を受けましたが、
「末の松山」までは津波が来なかったとの事です。
(写真右下が沖の石、左奥の大松が末の松山)
語り継がられていくとても大切な場所だと感じました。
(津田)

今日は2年目のプレート教材の会議でお台場にある乃村工藝社と
2回目の打ち合わせを行いました。
全国名だたる博物館の展示で、実績のあるクリエーターの方々と、
地学の教材について、素材についてや視点、工夫、見せ方、その効果を
遊び心満載で夢中になって話し合いました。
サンプルを作っていただく事になり、その後高校の先生も交えたカタチで
意見交換していきます。
お披露目できる日を楽しみにお待ちください。
ジミー


日本エコツーリズムセンターで定期的に開催されている
エコツアーカフェTOKYOをご存知でしょうか?
http://www.ecotourism-center.jp/article.php/cafe_tk120111
第42回目の講師は早稲田大学教育学部の山本先生のジオパーク、
ジオツーリズムのカフェに参加してきました。
ドイツや日本を例に、ジオパークの体制や運営、教育効果、地域振興等
理念と現状について解説していただきました。
「ジオについて伝えなければ、、、」という送り手側が考えすぎてしまうと
なかなか良いものは生まれず、やはり受けて側の視点で物事を捉えていく
必要があると感じました。
山本先生は地図を用いた教育活動についてご専門ですので、
今後作り出される教材に対しても、意見交換をさせていただく予定です。
ジミー


◆出張かがく授業実施までの3ステップ◆
STEP1:お問い合わせ
事務局までご一報ください。
お問い合わせ先は0544-66-0790 (担当:和田、山川)
STEP2:お申し込み
お申し込みフォームへご記入いただき、FAXにてお申し込みください。
(FAX番号:0544-67-0567)
STEP3:打ち合わせ
当方の授業実施担当者と、先生との間で複数回の打ち合わせを行います。
よりよい授業を行っていくためにも、概ね1~2回程度の打ち合わせを行っています。
授業の展開例(教材ベースでの参考に)は、コチラ
実施
事務局山川です。
2011年度、2012年度の出前授業及び、教材貸し出しの開始スケジュールについて
詳細の添付マニュアル整備の関係などから当初の11月上旬予定から
若干の遅れが発生しております。
各種情報については当ホームページにアップいたしますが、時期は11月末を予定しています。
遅れが出ていますことをお詫びします。
先日、静岡市で今年度最初の実行委員会を行いました。
るくるの増田館長はじめ、SBSの菅本さん、CANPANの杉田さん、田中先生と共に、
ホールアースの山川、山崎、津田ジミー、和田の計8名で今日までの報告とこれからの展望を話し合いました。
報告内容としては、
以前に教員の先生方と行った基礎編に関するミーティング内容の共有と、そのときいただいた意見を元に製作し、今回完成した「静岡県地質区分による木製パズル」について、Fablabの紹介や使用例など細かな内容の共有を行いました。

もちろん、これからの展望についても進められ、
津田ジミーの考える授業案と教材案の発表や、赤色立体地図の製作状況、富士山地質マップの実現性などなど、
学校の授業を想定した、とても学びになることはもちろん、社会教育や市民レベルでの活用も視野に入れながらの話し合いとなりました。
それぞれのお立場から、とても参考になるお話をいただき、また新たな可能性の拓ける実行委員会となりました。
今年度もあと半分を切りました、今後とも科学と環境教育連携プロジェクトの動きにご注目ください!
東北地方太平洋沖地震の発生を受けての「地震学の今を問う」特別シンポジウムに参加しました。
会場の静岡大学学生会館は立ち見も出る程の900人を超す人達で大きなエネルギーの渦の場となり、
多くの意見が交わされ、地震学会の方向性の節目(ターニングポイント)となるものでした。
口火となった東京大理学部ロバート・ゲラー教授の特別講演「自信科学と災害対策:リセットの時期」では、
地震科学が前進するために、
①地震発生の物理課程において新しいパラダイムの構築、
②地震予知は十分な観光網さえ設置すれば直前予知が可能である(→しかし3月11日後観測データが
肯定するもではなかった)という旧パラダイムに基づく国の対策(大震法等)の抜本的な改正
③地震科学コミュニティーの大きな意識改革
が考察されました。
その後は以下のテーマで研究の在り方について議論が交わされました。
セッション1:東北地方太平洋沖地震は何故想定できなかったのか 地震学の問題点の洗い出し
セッション2:地震学研究者・コミュニティーの社会的役割とはなにか
セッション3:防災のために何が足りず、また如何に向き合うべきか
セッション4:教育の現場やメディアは地震学の知見をどう伝えるか
各テーマごとにコンビーナが事前に学会員(任意627人分)へのアンケート結果から方向性を探り、
会場から出る意見を整理していました。
印象に残ったものとして、
・研究者は防災教育が教育現場でどうなされているか関心が高いが、研究者自身が防災教育や防災講演を
した割合はとても低く、知見が十分に活かされていない。
・研究者の若手はポストドクターとしてパーマネントの仕事ではないプロジェクト毎の仕事につき、
就業規則上100%専念しなくてはならず、また短期で成果をもとめられ、新しい発想の生まれる余白がない。
また、ジオパークや防災教育に地質学や火山学の研究分野では研究業績となるが、地震学ではまだ業績として
評価されにくい印象があります。
私たちインタープリターが研究者・教育者の架け橋として、コーディネートしていく責務を再認識し、
本プロジェクトの今後につなげる言葉を沢山いただいたので、それを活かしていきたいです。
ジミー